3/28寺町にオープン!坂の上ベーカリーに行ってきました

 

寺町にオープンする新顔ベーカリー、坂の上ベーカリーにいち早くお邪魔してきました。この日はパンの試作中で小麦の良い香りが店内には漂っており、本オープンに向けて今なお試行錯誤されているようです。

 

お店の外観

 

 

実はあの中華料理のお店、麟さんの数軒となりにあります。駐車場はこの店舗正面と左側です(麟さんの駐車場には絶対止めちゃダメですよ)

 

店長さんはこんな人

 

店長の若井夏輝さんは新潟出身で大学時代に金沢に来られ、じょんかりおすとろで飲食の基礎を学びます。その後はひらみパンやあさひ屋ベーカリーでパンの腕を磨きながらも、あさひ屋ベーカリー時代には家庭的なパン屋とは対象的である高価格帯の店で緊張感を持ち勉強をしたいとの思いからマキノさんにもおられたのだそう。

 

お店の雰囲気

 

お店の開業にあたってはかつて寺町にあったパン屋、大丸堂さんからオーブンを譲り受けました。そして、オーブンを引き継ぐのであれば寺町にあったパン屋という文化も継承したい。まちのパン屋という立ち位置を忘れずにいたいとの想いから場所もそのまま寺町に店を構えたという素敵なストーリーもこの店には詰まっています。

 


店の奥、一番よく見える場所にその子はいました。一体どれほどのパンを焼いてきたのでしょう…年代を重ねた味のある顔。是非この街の皆さんにはこのオーブンにも会いに来てほしいーそう願いを込めてあえて店の正面に置きました。対面販売で目の前でパンをこねる様も見られ、オープンキッチンのような生き生きとしたライブ感も味わえる店内のレイアウトも特徴的です。

 

お店のインテリアも可愛い

 

若井さんはお店の調度品にもこだわっており、陶芸家である中田雄一さんの皿やチェコのアンティークの器、古い小道具など店内にあるもの一つひとつが目に留まる愛らしさもこの店のポイント。

 

 

中でもオープンにあたって頂いたという一点物の九谷焼の招き猫は首に巻いた帯に様々なパンが描かれ、店主さんはひと目見て一生大切にしたいと思ったのだとか。

 

食パン、あんぱん、バケットなどが描かれ超カワイイ!しかも模様は小麦です。

 

パンのラインナップ

 

パンはハード系からソフト系まで幅広く取り揃えており、これまでの店主さんのすべてがここに表現されています。メニューはジャムパンやコッペパンなどのノスタルジックなものからベックマン、ブレッサンヌ、フーガスなど世界のパンまで約30種類をレギュラーでラインナップ。

 

中でもひらみぱん時代に移動販売で仲良くなった和菓子屋、太郎さんのあんこを使ったあんぱんは太郎さんの様式を取り入れそのまま四角に。和菓子屋のあんこを使わせてもらう。そこには余計な手を加えたくないという想いでシンプルにパンとバターで挟んだビジュアルはここでしか見られない愛らしい見た目。

 

お店には小一時間ほどいたのですが、道路を行き交う多くの人が足を止め中をのぞいてたのがとても印象的。その度に若井さんは頭を下げ、笑顔でお客さんに声をかけています。「パンいくらくらいけ?」なんて地元のおじちゃんなんかも来たりとこの町の皆さんはもう結構な人が気になっている様子。

 

寺町という長い時を経た町並に現れたこの町を新たに彩る新店ベーカリー。足を止め、車を止め思わず寄ってみたくなる店の誕生です。

 

場所など詳細

 

店舗名 坂の上ベーカリー
住所 石川県金沢市寺町3丁目2-27
営業時間 7時~16時(無くなり次第終了)
電話番号
定休日 水曜日・木曜日
駐車場 3台(店前1台・店舗となり2台)
予算 ~1000円
シチュエーション 一人、二人、
HP
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