高岡町”iomare” 酒屋彌三郎譲りの和洋の垣根を超えた料理が楽しめる店

高岡町iomareさん。酒屋 彌三郎がプロデュースし、こだわりのナチュラルワインと和洋合わせた料理が楽しめる店として昨年7月にオープン。


店名は店主・荒木さんの奥さんや母親の出身地である北海道に縁を紡いだものとなっており、アイヌ語でお酒を注ぐ、酌み交わすという意味。元々彌三郎の名前が父方の実家が酒屋だったことに端を発していることを考えるとiomareがお酒にちなんだ名前になったのもごく自然な流れと言えよう。


外観

隣にあるブリュッケさんは荒木さんの奥さんがお店をしており、同じ屋根の下でワインショップと飲食店が軒を連ねるスタイルが面白い(お店はiomareが後発) この日は常連とおぼしき客が来店、店主がとなりのブリュッケから客に合わせたワインを持ってくるという面白い光景も見ることができた。もちろんワイン以外のメニューもあるし、ワインが飲めなくても普通に使えるのでそこは安心したい。

お店の雰囲気

店内はテーブルで皆が囲い合い酒を酌み交わせる作りになっており、料理も大皿での提供がメイン。美味い酒、美味い料理が卓上に並び皆でわいわいと楽しく過ごせるような、そんな意図が感じられる店舗設計だ。

メニュー

メニューを見てすぐピンと来るのが「まずワインありき」ということ。というのも


料理は和・洋ボーダーレスに取扱うがいずれもワインとのマリアージュを念頭に置いている。

お料理

この日は年末に一人で行ったためあれこれ注文することはできなかったがいくつか食べたものを紹介する。

生ハム盛り合わせ(年末につき一人前をお通しで)

一枚ずつ丁寧に切り落とすことで香りと旨味がより華やかに感じられ、無くなるのを惜しむかのように食べ終えてしまった一皿。ワインは赤にすれば良かった。


日替わりのオムレツはこの日はイノシシと法蓮草。どちらもともすれば嫌な雑味が出てしまいかねないがお互いの良い所だけを引き出し野趣ある旨味を存分に楽しませてくれ後を引く味。他店ならメインを張れるだろう。

人気メニューというモルタデッラ(ボローニャのソーセージ)のハムカツは分厚く切ったモルタデッラをカツにしたもので、重厚な食べ応えがパンチのある一品。厚みを計算されたモルタデッラの塩味(えんみ)、衣の加減と油のキレ、どれを取っても秀逸。これは2~3人であれこれ楽しみながら食べるべき!


お店の総評

最近は好評の生ハムのテイクアウトも始められたそうで、ブリュッケで美味しいワインとチーズを買い、iomareで生ハムのテイクアウトなんてこともできるようになった。これは家飲みならばとっても贅沢な時間になること間違いないし、手土産で持って行こうものなら株が大いに上がることだろう。


小一時間ほど店で過ごしたが、ひとりで行ってもこれだけ楽しくお酒を飲めたので人数が多ければきっともっと良かっただろうと軽く悔やむ。ワインが好きな人でもそうでない人でも気兼ねなく扉をくぐれ、わいわいと楽しく語り合える空間。そんなアットホームさと居心地の良さがこの店にはあり、日常を忘れさせてくれる場所に感じられたのは店の暖かみはもちろん、店主である荒木さんの柔らかく垣根を感じさせないサービスもあったように思える。また行きたいと思う店が増えてしまった。

店舗詳細

店名 iomare
住所 石川県金沢市高岡町18-2
電話番号 076-213-9747
営業時間 17時~23時30分
定休日 日曜日
駐車場 なし
シチュエーション デート、友人知人、会社関係、女子会
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