金沢市民の私は「金沢おでん」なんて言葉を聞くたびどこか違和感を覚えてたここ最近。10年くらい前まではそんな言葉なかったぞ?なんて思いながら改めてソウルフードってなんやろ~って思ってたらふと「秋吉」が思い浮かんで居ても立ってもいられず行ってきました。
秋吉(あきよし)は、福井県福井市に本部を置く株式会社 秋吉グループ本部傘下の企業が展開する焼き鳥チェーン。看板などに「やきとりの名門」と銘打っている。焼き鳥の他、串カツをはじめとする揚げ物、一品料理を提供する。焼き鳥はほとんどのメニューが「5本単位」で注文するスタイルとなっている。
北陸以外の人は小話程度に目を通してください。今でこそ秋吉は東京や大阪にも店舗はありメジャーになりつつありますが、昔は北陸のローカルチェーンでした。北陸地方民にとって秋吉のジャンルは"焼鳥"ではなく"秋吉"と言うべき唯一無二のメジャーな存在であり、昔から親に連れられ通った場所。結果、自然と秋吉の記憶は脳に刷り込まれ、成人してからは自然と外食の選択肢のひとつに入るような存在になっています。そしてこの"外食"ってのがポイントになります(理由は後述)
Contents
外観
この赤ちょうちんのマークを見ただけでワクワクしてしまいますね。ピークタイムは混み合いますので18時台など少し早めに行くのがポイントです。
メニューは目移りするものが多いです(店舗によって若干違います)
串焼きはもう皆さんにはおなじみですよね。目移りしますし冒険もしたくなりますが結局はいつものメニューに落ち着いてしまいます。
さぁ、どんどん注文してきますよ!注文はほとんどが5本単位から。「え、多くない?」と思うかもしれませんが秋吉じゃこれが普通。
ここがポイント①
絶対的おすすめメニュー
純けい(めす鶏)
押しも押されぬ人気メニュー。歯をはね返すほどの歯ごたえある食感は噛むごとにじゅわ~と溢れ出る旨味がたまらない!
ここがポイント②
シロ(大腸)
秋吉と言えばこれでしょう!柔らかくくにゅっと食感と溢れ出るシロの旨味がタレと抜群に合います。個人的には一味をかける派ですが辛子も合うようです。
ここがポイント③
ミノ(1番目の胃)
ミノはタレが台につかないよう別皿での提供。五平餅のような甘く焦げたタレに肉厚でコリコリとした食感がたまらなく、酸味の効いたつけダレとの相性が抜群!
ねぎま
これも絶対的定番メニュー。若鶏のモモを使っているのでやわらかくジューシー。肉の脂と焼けたネギが抜群に合います!個人的にはこれも一味をかけて食べたい。
串カツ
これも絶対に頼んでおきたい。使っている油が良いのか重たさは一切感じさせず揚げ物の良いとこだけが味わえます。
ハンバーグ
意外に思われるかもしれないけどふわっとした肉感がとても美味しい。焼き鳥に飽きてきた中盤にたのむと良い変化球になってくれます。
味噌汁
赤だしでこれがまた良い味なんですよね。口の中の油っぽさを洗い流してくれるので漬物とセットで注文するのもおすすめです。
ここがポイント④
秋吉で飲むのは至福の贅沢
何度か秋吉で飲んだことがあるのですが控えめに言って最高でした!なんだろう、
- 行き馴れたホーム感
- 肩肘張らずに行ける店
- 秋吉でヨシとしてくれる飲み相手
- 誰かと行く時に説明不要、「秋吉」で全て通じる
- なにより安定の味
- ビールが進む
などなど良さを挙げたらキリがありません。都会の秋吉はサラリーマンの集う場所のイメージがありますが地方の秋吉でも特に郊外店は「ファミリー」「カップル」が主体。北陸のみなさんは飲みに行くというより外食感覚の方が強いはず。だからこそ勧めたい、「秋吉飲みの素晴らしさ」 ぜひ皆さんも機会があればチャレンジしてみてください!
余談ですが、秋吉は全国に広まりつつあります
今の秋吉の店舗数
・福井 27店舗
・石川 14店舗
・富山 14店舗
やっぱり北陸が多いのかなと思ったらそうでもなかった。
・東京 13店舗
・大阪 18店舗
大阪は石川富山よりも店舗が多いという事実
まさか、まさかですよね!東京・大阪でこんなに受け入れられているとは。。。その他にも着々と全国展開が進んでいるようで
滋賀 4店舗
兵庫 4店舗
京都 3店舗
愛知 3店舗
長野 3店舗
広島 2店舗
愛媛 2店舗
神奈川 1店舗
静岡 1店舗
新潟 1店舗
と着々に全国に広まりつつあるといった印象。そうか、秋吉の美味さは全国で戦えるレベルだったのかと気付かされた感があります。皆さんのお住まいの地域によっても秋吉の存在の捉え方が違いそうで面白そう。
これを読んで秋吉に行きたくなった方。迷わず行きましょう。「焼鳥」ではなく「秋吉」へ。